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Posted by ミリタリーブログ  at 

2018年09月28日

【クリンコフ編 序章】AKS74UN-基本スペック-

こんにちは!
セキトー広報部のキョウスケです!

全国のAKファンおよびBOLTユーザーの皆様、
大変お待たせしました!

ホームページにて
クリンコフ特設サイトがUPされ、
今月15日に量産品サンプルが届いたことをTwitterにてお伝えしましたが、
今回は、まずはおさらいという事で基本スペックと外装についてご紹介します。


BOLT AIRSOFT
「AKS74UN クリンコフ EBB」






【基本仕様】
●全長:約733mm(ストック折りたたみ時:約495mm)
●重量:約3080g
●主な材質:スチール/リアルウッド/リアルベークライト樹脂
●ハイダー:24mm正ネジ
●指定バッテリー:BOLT純正 Lipo 11.1v 850mAh 15C

ちなみに
実銃のクリンコフのサイズは、

●全長:約730mm(ストック折りたたみ時:約490mm)
●重量:約3200g

とBOLT製クリンコフは実銃と近い数値を示しています。


続いて外装の特徴です。


【特徴-1 リアルウッド ハンドガード】




ロシア製の実銃AKには白樺の木が使われているのですが、
BOLTのクリンコフにも同様に白樺が使われています。

更に、BOLTはその製法にもこだわり、
実銃同様の工程と設計でハンドガードを作りました。



アッパーハンドガードは、木目をマズル方向と垂直に、




ロアハンドガードは、木目をマズル方向と平行に、

上下のハンドガードで互いの木目が90度の方向になるよう配置されています。


更に更に!
単に木の塊を削りだして作られているのではなく、合板状にした白樺を...




アッパーハンドガードは6層重ね、



ロアハンドガードの側面は8層、下側は20層重ね、


金属ネジなどを使用せず、熱変形のみを駆使して成型されています。


実銃AKが白樺の木をハンドガードに利用した理由には、
ロシアで最も手軽に入手できる木材であったこと、
また、当時のロシアの工業技術や人的技術力を考慮して
工作難度がそれほど高くないこと等が背景にあります。

しかし!
単に経済的な理由だけで白樺合板のハンドガードが採用されたのではありません。

ロシアの厳しい冬の中での運用時の雪の中と室内との往復や、
ヨーロッパなどへの遠征時の激しい気候の差・・・等々を想像してください。
そのような過酷な環境下でのAKを運用する際に、
気温と湿度の激しい変化を受けて木が変形してしまうことに対して、
白樺が本来持つ耐水・耐熱・耐久性の高さは非常に有効だったことが伺えます。
その白樺を合板にしてミルフィーユ状に幾層にも重ね、
ハンドガードの上下で木目の方向を90度になるように配置することで、
変形のリスクを更に抑える狙いがあるのです。

また、金属製ハンドガードの場合を想像してください。
マイナス数10度の世界になる極寒のロシアの地では、
キンキンに冷え切った金属に触れるだけで剥がれなくなります。


いざ!戦闘!!となった時、
ハンドガードに変形やヒビ割れが発生していたり、
ハンドガードを握った手が剥がれなくなったりすれば・・・
あー、おそロシアw

今日でも世界の様々な地域や軍隊において、AKとそのバリエーションが使われている理由は、
単にコストだけの問題ではなさそうですね。



【特徴-2 スチールプレス・フレーム】

そのままの説明になりますが、スチール板をプレス加工されたものです。
鋳物でないところがポイントですよ?



実銃の経緯を添えますと、
数あるAKファミリーの最古のモデルであるAK47とAKS47の2機種は、
スチールプレス加工ではなく、スチール切削により製造されていました。
当時のロシアがフレームをプレス加工で製造できる工業レベルに
達していなかったことがその理由です。
プレス加工技術が成熟したAKM(AKファミリー第3のモデル)の以降の
AKシリーズは、スチールプレス・フレームを装備するようになり、
只今ご紹介していますクリンコフも同様にスチールプレス・フレームを装備しています。





BOLTのクリンコフもその歴史に倣い、スチールプレス・フレームを纏っています。
画像では伝わりませんが、
箱から出した瞬間に鼻まで届く「猛々しい鉄の香り」が、
戦闘モードのスイッチをONにします(笑) 使い込んでいくと、
スチールフレームに独特のダメージ感が出てくること請合いです♪




ディテール面では、
イズマッシュ社と並ぶロシアのAKファクトリー 「トゥーラ造兵廠」の
プループマーク(星印)とナンバリングを再現。


【特徴-3 実物ベークライト樹脂グリップ

モーターグリップは、リアルなベークライト樹脂を使っています



ブログをお読みの方の中には、「ベークライト」に馴染みのない方もいるかと思いますが、世界で初めて非植物由来の原料を用いた人工合成樹脂がベークライトです。
その硬度は高く、第二次世界大戦下の金属不足の際は、
製品に鉄器のような硬さを持たせるために、材料に混ぜ込まれたりしました。

最早期のAKであるAK47とAKS47には、木製のピストルグリップが装着されていましたが、このベークライト樹脂グリップも既出のAKM以降から採用されることになりました。
(AKファミリー第3のモデルであるAKMから、なにやら技術更新が起こっているような気がしますが、その辺りはまた別の機会に。。。)


ベークライト樹脂は、
難燃性・耐熱性に優れ、油や化学薬品での変質が起こり難く、
その性能に比較して安価だったことが特徴です。
しかし、ポリマー樹脂など数多くの高機能人工樹脂が手に入る現代においては、逆にベークライト樹脂の入手や加工が困難になりつつあるのが現状です。
AKモデルを数多くラインナップする他のトイガンメーカーすら、
「ベークライト風」ABS樹脂でこの部分を作っている中、
今回BOLTはクリンコフ生産のために「本物の」ベークライト樹脂を使ったグリップを見事にクリンコフに装備してくれました!


ちなみに、このベークライトグリップ単品は、
クリンコフ発売に先行して既に販売をしております。
気になる方はこちらをCheck!

⇒AK ベークライト・モーター・グリップ


その他にもご紹介したいところがあるのですが紙面が足りません。
さらに詳しいことが知りたい方は、
10/7(日)開催の爆裂祭までお越しください!

鉄の香り漂うBOLTのクリンコフを試射いただけます!





さて、次回は「BOLTクリンコフEBB 実射性能」です!
  


Posted by おっちゃんとゆかいな仲間たち  at 21:52Comments(0)BOLT