スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上記事の更新がないブログに表示されます。
新しい記事を書くことで、こちらの広告の表示を消すことができます。  

Posted by ミリタリーブログ  at 

2018年04月08日

ASG「STORM 360 BB」の基幹構造 - 360 BIT -

こんばんは、セキトーです。
引き続き、キョウスケがお届けします!!

ASG社の「ストーム360 BBグレネード」の仕様について、さらに詳しくご紹介!今日は心臓部に迫ってみましょう。

ASG
ストーム 360 BBグレネード



ASG社がストームを開発する際、最もこだわって設計した部分はトリガーメカニズムです。

従来の主要なBBグレネードの機関部は全て、「シリンダー」+「ピストン」で構成されています。衝撃もしくは時限式の仕掛けによってガスが開放されることで、派手なアクションと共にBB弾が射出されるようになっています。エアガンと同様に、シリンダーの中をピストンが上下(前後)に動くようになっているのですが、気密性を保つ為にゴムのO-リングが各部に使われます。ガスの密閉状態を作り出す為のこのO-リングは同時に「動作抵抗」としても作用します。いわゆる「不発」になるのはO-リングの摩擦抵抗が影響していることがあります。また、O-リングが劣化や破損をするとガス漏れが発生し、同様に「不発」の原因となります。それゆえ、オイルで小まめな潤滑をしてO-リングの不要な抵抗を無くし、同時に劣化を防ぎ、更にオイルで気密性を高める狙いがあるのです。

しかし、STORMはピストンに該当する部分に別のものを使用することで、起爆時の抵抗を減少させ動作確実性を大幅にアップさせています。

このASG社が独自に設計した基幹構造は「360BIT」システムと名づけられています。
BITは、Ball・Impact・Triggerの頭文字を取ったもので、その名の通り、金属球がシリンダーの中に仕込まれています。今回ASG社より、この「BITシステム」の重要な部分の画像を提供してもらいました。

「360BIT」システム






一枚目の画像にあるように、金属球が使用されていますね。シリンダーの底辺の穴にこの金属球が収まり「弁」の役割を果たします。衝撃=インパクトによって金属球の位置がズレることでシリンダー内に充填されたガスが一気に底から開放され、シリンダーと本体シェルの間にギッシリ詰まったBB弾を押し出す仕組みです。
未装填のストームを振ると中でカタカタと音が鳴るのは、シリンダー内を動くこの金属球の音だったのですね。

また、この金属球の「ズレ」がトリガーとなる構造には利点があります。従来のグレネードはヘッド部にトリガーとファイアリングピンがあり、着弾時の角度と投擲の強さ(高さ)が起爆の確実性に影響しがちでした。
ストームの場合、トリガーが重い球体なので、着弾時の角度に関係なく本体へのインパクト(衝撃)を感知しやすくなっていて、従来のBBグレネードより低い位置からの投擲でも確実な起爆が期待できるのです。

さらに、金属球が弁の役割を果たすデザインは、気密を保つためのO-リングの数が従来のBBグレネードより少なく済み、必然的にO-リングが原因となるガス漏れなどのリスクが低くなります。なりより、先日ご紹介した通り、全てのユニットは本体の中に収められていて装填時に分解する必要がないので、埃や汚れによってO-リングが侵されることもほぼありません。

これが「360 BIT」システムを搭載したSTORMグレネードです。

これまで何種類ものBBグレネードで遊んできたキョウスケですが、さすが!スコーピオンEVO3を生み出したASG!!シンプルかつ合理的な設計で、高いパフォーマンスを発揮するように考えられてるなぁ、とこの記事を書きながら感心してます♪

長くなったので、今日はここまで~

次回は、ストーム 360を実際に爆発させてみよと思います!
乞うご期待!!

  


Posted by おっちゃんとゆかいな仲間たち  at 21:51Comments(0)ASG